月別: 2017年4月

インプラント治療に失敗しないための歯科医院選び

インプラント治療に失敗しないための歯科医院選び

適切な歯科医院を選べば、インプラント治療の失敗の可能性を大きく軽減することができます。また、万が一失敗した場合でもその被害を小さく抑えることができます。インプラントは自由診療なので中には安さを売り物にしている歯科医院もありますが、そのような歯科医院はあまりお勧めできません。売りが安さしかないようでは困るのです。

 

治療の前には必ずCTを撮影してもらいましょう。CT撮影を行わない病院はまずないかと思いますが、万が一そういう病院にあたったら即座に退散しましょう。加えて、事前にシミュレーションソフトで説明を行ってくれルところならばよりよりでしょう。

 

また、アフターケアにも気を使いましょう。インプラントは治療だけして終わりではありません。むしろ治療後の定期的な検査のほうが本番とも言えるのです。治療後のアフターケアがあまりにも少なかったり、その点に関しての説明が十分でなかったりするような病院は避けたほうが良いでしょう。

インプラントに失敗するとどうなる?

インプラントに失敗するとどうなる?

前述のとおりインプラント治療は成功率の非常に高い治療ですが、それでも100%でない以上は常に失敗のリスクにさらされることになります。インプラント治療の失敗の中でも最も重大なものは、手術時の欠陥や神経などの損傷です。神経を損傷してしまうと、麻痺や感覚異常などの合併症を発症することもあります。軽度のものなら数カ月程度で消えますが、重度の場合は一生付き合っていくことになります。ただし、CTの技術が発達した現代においてこのような事故が起こることはめったにありません。

 

それよりも発症率が高いものに感染症があります。特に糖尿病の方は感染症にかかりやすい傾向があるので注意が必要です。

インプラントの成功率

インプラントの成功率

1990年の報告によれば、インプラントの10年成功率は上顎で81%、下顎で95%となっています。現在は1990年よりも治療技術は進歩しているため、成功率はもっと高いものと推測できます。ただし、喫煙者のインプラントの成功率は非喫煙者と比べて10%程度減少するという報告もあります。

インプラントが向いている人はどんな人?

インプラントが向いている人はどんな人?

インプラントは自由診療なので費用がかかりますが、それに見合った結果が得られます。お金はかかってもいいのでなるべく天然に近い歯がほしいという方、見た目に違和感が出ると困る方(人前に立つ仕事をしている方など)は、インプラント治療を選択した方がいいでしょう。逆に治療にお金を掛けたくないという場合は、ブリッジや入れ歯を選択した方がいいでしょう。

インプラントのデメリット

インプラントのデメリット

インプラントの一番のデメリットは治療費用が高いことです。インプラントには保険が効かず、1本あたり10万円以上かかることも珍しくありません。加えて治療後には年に1回~4回ほどのメンテナンスが必要になり、そのたびに3000円~1万円程度の費用がかかります。

 

また、インプラント治療は誰でも受けられるわけではありません。重度の歯周病だったり、全身に何らかの疾患があったり、かみ合わせに問題があったりする場合は治療を受けることができません。インプラント治療が受けられない場合は、ブリッジや部分入れ歯を選択します。

インプラントのメリット

インプラントのメリット

インプラントの一番のメリットは、天然の歯に近いことです。インプラントの咀嚼能率(ものを噛み砕く力)は天然の歯の約80%であり、ブリッジや義歯よりも高くなっています。また、装着した時の違和感が少ないため、自分の歯のように使うことができます。

 

インプラントは見た目も非常によく、注意してみなければ人口義歯であるということはまずわかりません。加えて健康な歯を削る必要もないため、歯の寿命をのばすことができます。

インプラントの治療の流れ

インプラントの治療の流れ

まずは病院で検査を受けます。担当医が口内を十分にチェックし、インプラントを埋め込む骨の硬さ、太さ、大きさ、位置などを把握します。レントゲン、CTなどを用いて多角的な観点から検査を行い、治療計画を立てます。

 

治療計画が決まったら、まずは1次手術を受けます。歯茎を切開して顎の骨を削って、インプラントを埋め込みます。局所麻酔を打つので痛みはほぼありませんが、それでも心配という場合は鎮静剤を用いることもあります。

 

1次治療が終わったら、少し間を置きます。この間にインプラントが骨と定着します。定着期間は3ヶ月~6ヶ月程度です。

 

次に2次手術を行います。人工の歯との連結部分(アバットメント)を装着します。この状態でまた数週間ほど待ちます。

 

その後、人工の歯を制作し、装着します。装着後は定期的に検査を行います。トータルで概ね3ヶ月~10ヶ月程度の期間を要します。

従来の治療方法とそのデメリット

従来の治療方法とそのデメリット

歯を補う代表的な治療方法にブリッジと入れ歯(義歯)があります。

 

ブリッジは歯が抜けてしまった場合に、その両隣の歯を削って土台を作り、橋渡しをするように人工の歯を埋め込んで欠損部分を回復させる治療方法です。橋をかける様子に似ていることから、このような名前がつけられました。ブリッジは保険が適用されるため安価で、審美的にも機能的にも優れています。一方、健康な歯を削ってしまうため歯の寿命が短くなる、土台となる歯がない場合には治療ができないなどの欠点もあります。

 

入れ歯は取り外しができる人工の歯を使った治療方法です。入れ歯には部分入れ歯と総入れ歯があり、保険が適用されるものとされないものがあります。非常に歴史が長くノウハウが蓄積されているため治療のリスクが比較的少なく、保険適用されるものならば費用も余りかかりません。

 

一方で入れ歯になれるまでにはやや時間がかかる、天然の歯と比べると噛む力が弱く違和感があるというデメリットも有ります。これらの治療法の欠点を排除し、より長所を伸ばすために開発されたのがインプラント治療です。

インプラントについて

インプラントについて

インプラントとは、虫歯や歯周病で失われてしまった歯を補うための治療方法の一つです。失った歯にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に義歯をかぶせます。

 

1970年台に登場した比較的歴史の浅い治療方法ではありますが、従来の治療方法にはない様々なメリットがあったため、急速に普及しました。その一方でデメリットも相応にあるため、治療前には慎重な判断が求められます。